MOYAI

熊本県阿蘇に拠点を置くMOYAIは、里山や山林を次の100年に受け継ぐために、地域資源（文化・自然・人）の発掘から企画、商品化などを通して、新たな価値を生み出す活動をされています。MOYAI（もやい）は、「催合い」と書き、他の人とモノを分け合ったり、コトを一緒にするという意味があります。
ロゴを制作するにあたり、素朴感や温もりといった印象を与えるだけでなく、「そこに住む人々の生き方や暮らし方を共有したい」という想いを表現した、誠実で芯のあるものがふさわしいと考えました。
里山・山林の象徴としての「木」を抽象化した角丸の三角形を5つ寄せ合わせ、余白でMOYAIの頭文字「M」を表しています。 三角形は、1つの緑のかたまりを5つに分け合ったようにも見え、「一緒にする」「分け合う」という、もやい精神の2つの側面を同時に表現しています。 また緑が寄せ合って生まれた「M」は、旅する道、人・モノをつなぐ道も意味しています。 さらに逆台形の形は、さまざまな人々を受け入れる器も表現しており、 器は食品と工芸品、両方の意味を持ち、人のいとなみの象徴と言えます。